かぜ (急性上気道炎・感冒)

こどもはかぜをひくものだ

 かぜをひくたびに抵抗力を身につけて、だんだん丈夫な体になっていくのです。かぜをひいた、とがっかりしないで、かぜをうまくやりすごす努力をしてみましょう。

かぜの薬

 医師がお子さんの状態に合わせて処方します。指示されたとおりにきちんと飲ませましょう。市販の総合感冒薬を飲ませるのは感心しません。

家庭での看護

1) 休む :無理にねろとは言いませんが、家でのんびり、ごろり、としているのがいちばんの薬です。
2) 保温 :厚着をさせたり、こたつにもぐり込ませたりする必要はありませんが、寒くない程度の暖房、暑すぎない程度の冷房をしましょう。
3) 食事 :食欲はなくて当たり前、ぐらいに考えて無理強いせず、こどもの好きなもので消化のよいものを与えます。水分を十分にとるように心がけてください。
4) 入浴 :かぜにお風呂は禁物、という考えは頑固すぎます。疲れさせないように、と気をつけて、お風呂でサッパリさせるのはかまいません。

次の診察

 主治医が来院をお願いした日、薬のなくなる日、などに(だいたい2〜3日おきに)受診して、余病を起こしていないか診察を受けましょう。薬だけくださいというのは、重い病気を見逃すもとですからやめましょう。元気がなくなった、何度も吐く、咳で夜眠れないなど、いつもと違うぞと思ったら、早めに受診してください。

保育園・幼稚園・学校

 熱があったら次の日も休ませた方が無難です。夜中に熱があったが翌朝は下がっていたので行かせた、というのは無謀です。

もっと詳しく

 ※このページは日本外来小児科学編「子どもの病気ホームケアガイド」をもとにに作成しています。