流行性耳下腺炎(おたふくかぜ)にそっくりですが、別の病気です。他のウイルスによるもの、アレルギー、口の中から細菌が入り込む。などいろいろな原因が言われています。
おたふくかぜと違って、数ヶ月〜数年で何度か繰り返しかかるのが特徴です。
耳の下が腫れるのはおたふくかぜと一緒ですが、ふつうは片側だけで、熱は出ないことがほとんどです。痛みはありますが、2〜3日くらいで治ります。 また、伝染しません。
特に初回では、軽いおたふくかぜと見分けがつかないことがあります。
どうしても区別をつけないといけないときには、血液検査でおたふくかぜのウイルスに対する抗体価を見て判断します。
特に治療は必要ありませんが、痛みが強いときは痛み止めを飲みます。
おたふくかぜと一緒で、噛みごたえのあるもの、すっぱいものは痛みが強くなるので避けてください。お風呂は入ってもかまいません。
反復性耳下腺炎を繰り返すと耳の下が腫れても、またかと思いがちです。油断していると本物のおたふくかぜだった。なんてこともありますから、腫れてきたら必ず小児科を受診してください。いちど血液検査でおたふくかぜの免疫があると判れば、心配いらなくなりますが。
おたふくかぜと見分けがつかないときは、おたふくかぜに準じて休まなければなりません。何度ももこんなことを繰り返すくらいなら、血液検査でおたふくかぜの免疫があるかどうか、はっきりさせましょう。
産経新聞:体の悩み聞いて効く 反復性耳下腺炎